花言葉ラボトップ > 百合(ゆり) 花言葉
百合(ユリ、ゆり)はユリ科の多年生球根草の総称。原産地は温帯、北半球の亜熱帯から亜寒帯。花の咲く季節は5〜8月。花の色は白、ピンク、オレンジ、赤、黄。
おしとやかな姿と気品あるたたずまいを見せる百合。何とも言えない美しさと清らかさを持った花ですね。
百合は交配により世界中に多くの種類が存在しています。品種により花の形や色が異なるため、今では様々な百合を楽しむことができます。日本ではテッポウユリ、ヤマユリ、オニユリなどが自生しており、江戸時代初期から栽培が行われてきました。
白い百合は天使ガブリエルが聖母マリアに捧げた花であることから純潔のシンボルとされてきました。また、レオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』にも描かれたことから、百合の持つ純潔のイメージが広く知れ渡りました。
さらに17世紀にはローマ教皇が聖母マリアの処女性を象徴する花として白ユリを描くように布告したため、欧州で百合は聖母を象徴する花となりました。百合の花言葉である『純潔、無垢』もこうした背景からきているものと思われます。