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あやめ(菖蒲)はアヤメ科アヤメ属の多年草。原産地はアジア北部、東部、日本。花の咲く季節は5〜6月。花の色は紫、白。
あやめは、初夏の時期に花開くことから、爽やかで涼しげなイメージがありますね。花びらの紫という色からも、華やかさよりもしっとりとした高貴な美しさを感じさせます。
あやめの花の由来は、細長く先端が尖っている葉が縦に伸びるのですが、それが木目や織物の綾目模様に似ているために、その名で呼ばれるようになりました。また、よく見ると花びらにも綾目模様がついており、それが名前の由来になったとも言われています。
また、あやめはかきつばたや花菖蒲と非常によく似ていますが、これらはそれぞれ全く異なる植物です。
あやめは乾いた土の上で育つ植物ですが、それに対してかきつばたは湿地で育ちますし、花菖蒲に関しては水辺や水の中から成長します。見た目もよく見ると異なっていて、花びらに綾目模様があるのはあやめだけです。
また、あやめは夏の季語としても使われています。そのため俳句にはよく登場しますし、優雅な人への恋心を詠んだ和歌や、綾目模様にかけた複雑な恋心を詠んだ和歌などでも多く使われています。